平成20年度 問題5

【問題5】相関係数に関する次の記述A~Dの正誤について、正しい組み合わせのものを選べ。

 

A:相関係数は-1~+1の範囲の値しかはかることができない。
B:2つの変数の相関が大きいほど相関係数は+1に近づき、小さいほど相関係数は-1に近づく。
C:相関係数は2変量間の直線的な関係のみを示す指標である。
D:変量A、Bの相関係数が1に近い場合「AはBの原因」であると断言できる。

  

    A   B   C   D
(1) 正  正  誤  誤
(2) 正  誤  誤  正
(3) 誤  誤  正  正
(4) 正  誤  正  誤
(5) 誤  正  誤  正

 

解答 (1)  

 

【解説】

P27に記載: 相関係数は-1~+1の範囲の値しか取ることができない。

2つの変数に正の相関(片方の変量が大きくなるともう一方の変量も大きくなる)があると、

相関係数の値は正の大きな値、すなわち+1に近づく。逆に2つの変数の逆の相関

(片方の変量が大きくなるともう一方の変量も大きくなる)があると、相関係数の値は

負の大きな値、すなわち-1に近づく。両者の相関が小さいほど0に近い値となる。

以上より、相関係数は、2つの変数間の相関関係をわかりやすく定量的に示す指標である。
 ただし、相関係数は直線的な相関関係を示す指標のため、2変量間の直線的でない

関係は必ずしも反映されない。したがって相関係数が0に近くても2変量間に関係がないとは

言えない。また、相関係数はあくまでも2変量間の相関係数を表すものであり因果関係を

示すものではない。したがって、変量A、Bの相関係数が1に近いからといって、

「AはBの原因である」とは言い切れない。

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